CSS(カスケードスタイルシート、またはカスケーディングスタイルシート、以下ではカスケーディングスタイルシートの略)が難しいかという疑問に対しての答えはノーです。
カスケーディングスタイルシートはずいぶん前からHTMLタグにスタイルを指定する言語として存在していました。
ただし、CSSはHTMLが進化して、HTML5という定義になった時からCSSを独立させてスタイルを指定するとW3Cが定義するようになったのです。
WEB開発の現場ではテキストエディターにemet(エメット)というプラグインを入れて開発しています。
Wordでは予測変換、IMEでも少ない単語から文章が予測される予測変換集というものがemetという認識でいてください。
テキストエディターにemetを入れているか入れていないかによって、カスケーディングスタイルシートの表現の幅が変わります。
まずはご自身が使われているテキストエディターにemetが入っているかどうかを確認しましょう。
また、エメットはテキストエディターに辞書のような語録を追加できますので、HTMLを書く時にも役に立ちますし、WEB開発に必要なJavaScriptの開発にも役に立ちます(つまり、WEB開発の三種の神器の言語をカバーしている機能という認識です)。
筆者は主にSublimeTextというテキストエディターを使っていますが、こちらのテキストエディターは近年日本語に対応して、emetプラグインをインストールするという作業も楽になりました。
3、4年前まではSublimeTextにemetを入れるためのZIPファイルをダウンロードしてインストールするという手順が必要でしたが、現在はSublimeTextをダウンロードとインストールするだけで、WEB開発に必要なemetをインストールするかどうかを尋ねてきます。
日本語化もPreference(設定)を変えるだけで日本語化が可能になったりします。
もし、SublimeTextが合わないなと感じているのでしたら、ほかのテキストエディターを入れる際にemetがインストールできるか?または、emetプラグインがあるかどうかでテキストエディターを選択する指標にしてみてはいかがでしょうか。
emetが使えるだけで、おぼろげになっているCSSの先頭の文字を入力するだけで、予測変換でどんな言葉を入れたいか、どんなスタイルにしたいかを勝手に予測変換候補に表示してくれます。
時短には向きませんが、CSS初心者の場合はemetの予測変換を利用してプレビューしながらコーディングしてはいかがでしょうか。
CSSは意外と昔に使われていたスタイルも使えるので、それほど難しくはありません。
例えば、トップ、ボトム、マージンなどを覚えているのでしたら、テキストやコンテンツの間隔をきめるさいの言語なんだということが分かります。
text-alignはテキストの場所を表していて、left,right,centerなどがあります。
このようなスタイルを決める言語をスマートに使いこなしてWEB開発が進められています。しかもサポートが有効なテキストエディターを使っている場合は新しいスタイルが追加されるたびに更新されて行って最先端のWEB開発ができるようになります。
HTML5ではCSS3との親和性を図るために、追加修正されているタグがありますので、脱メモ帳を目指してテキストエディターを使い始めてみてはいかがでしょうか。